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Agents流株式運用術 > 竹入敬蔵 > M&Aの是非

伊藤忠テクノソリューションズ(4739)が大幅続落で一時S安を付けた。
この銘柄、通称CTCと呼ばれていますが、昨年CRCと合併した、ITソリューションズの代表的な企業です。
合併前は市場予想以上の業績を発表して、一時7000円を越える値をつけていたこともありますが、合併後はいい所なくじりじりと下がり、毎期コンセンサス以下の業績を発表してついに4000円を切ろうかという水準になってしまいました。

さて、このCTCとCRCという企業は、簡単に説明すると、よく似たことをやっていたが似て非なるものだったために、システムの面でコスト削減ができるのに加えて、顧客層は被っていないのでお互いの商品を売り込めるという理由で合併しました。
一見するとこれ以上ないM&Aの好例のようですが、しかし開けてみると現実は非情だったわけです。

これだけしっかりした企業が、シナジーを認めて合併しても上手くいかない。
マーケットはこういうものをとことん叩いてきます。
しかし、DCMといったM&A失敗に見える例から、三共立山のように業績回復の好例もあり、自分としてはもう少し長い目でCTCをみつめ、M&Aの是非を考えたいなと思います。

個人的にはM&Aの可能性を否定したくありません。一方で、巷で言われているほどM&Aは簡単ではないと思っています。
M&Aとは、投資をしていれば必ず付き合っていかなければいけませんので、やっぱりいつも言っていることと変わらないかもしれませんが、自分が正しいと思ったことを信じられるかどうか、ということが一番大切なんだと思います。
少々リスクが大きいかもしれませんが、CTCのような銘柄を見つめてみるのも面白いのではないでしょうか。




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